生後2か月。昨日の地震を受けて災害時の乳児用品をそろえました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
ねこパパ〈おすし〉です。
昨日の夜の地震にはびっくりしましたね。各地で被害が出ているようですが、10年前の東日本大震災のように大規模な災害でないといいのですが。
昨日、妻と「明日にでも災害時の乳児用品を買いそろえなきゃね」という話をし、早速買ってきました。前にも乳児用の防災グッズを用意しないといけないね、と話してはいたのですが、つい先延ばしにしていたので、このタイミングで一式そろえることにした次第です。
2つの用意「非常持出し袋」と「備蓄品」
地震、火事、風水害、噴火、停電等さまざまな災害が考えられますが、
すぐに家を脱出し避難所等安全な所へ避難しなければならない場合に、急いで持って出る非常持出し袋、
家が安全で、生活物資が手に入らない間をしのぐための備蓄品、
この2つに分けてそれぞれ用意することが大事です。
地震で大規模に火災が発生、または家が倒壊するおそれがあるような場合は家を出て避難する必要があるでしょうし、台風で近隣河川が氾濫し周囲の道路が冠水して生活物資の輸送が出来ずに手に入らない等の場合は、避難所へ行く必要が無い(または避難所へ行くほうがかえって危険)ですが、家にあるもので生活していかなければなりません。
なので非常持出し袋は必要最低限の物に絞ってコンパクトに、備蓄品は普段使う物を多めにストックし簡単に食事が摂れるような準備をすると良いと思います。今回は生後2か月児とその両親が用意すべき「非常持出し袋」と「備蓄品」をそろえてみたので、ご紹介します。
「非常持出し袋」
大人用非常持出し袋(避難及び助けを呼ぶために必要な物は一式こちらに入れます。)に加え、主に食料品1~2日分と、衛生用品を用意します。今回、大人2人分と赤ちゃん(0歳児)1人分で計リュックサック2つに詰めました。
【大人用非常持出し袋】リスト
①避難時、身を守るために必要な物
・防災スリッパ
・懐中電灯※防災セット等の中にあるものは、電池がセットされていないことが多いので、買ったらすぐに懐中電灯に電池をセットすることをおすすめします。
・レインコート
・長靴、手袋
②食料品&食器
・カップ麺
・レンジ/湯せんで食べられるご飯
・割りばし、フォーク、紙皿、紙コップ
③飲料水
④衛生用品
・タオル
・除菌シート
・歯ブラシ
・綿棒
・マスク
⑤着替え
⑥携帯用トイレ
⑦ラジオ
⑧その他
・カッターナイフ、プラスマイナスドライバー
・メモ帳とペン
・アルミブランケット、アルミシート
・薬、絆創膏
・ビニール袋
・ガムテープ
【赤ちゃん用非常持出し袋】リスト
①授乳・ミルク用品
・授乳ケープ
・母乳パッド
・液体ミルク
・粉ミルク(キューブタイプ)
・粉ミルク用水
・哺乳瓶(紙コップとスプーンでも代用可)
・哺乳瓶消毒薬
②おむつ、おしりふき
③母子手帳、健康保険証
④ビニール袋
⑤着替え
⑥タオル、ガーゼ
⑦体を洗う(拭く)際のせっけん、保湿剤
⑧その他
・薬
・綿棒
赤ちゃんを連れて避難する
赤ちゃんを連れての避難は、高齢者同様に時間がかかります。「避難指示」や「避難勧告」のレベルだと、避難する方がかえって危険な段階になっているかも知れません。例えば水害の場合、戸建ての家屋やマンションの1・2階にお住まいの方は「避難準備・高齢者等避難開始」情報が出たタイミングで避難を開始するべきでしょう。
ベビーカーは使えない
停電でエレベーターが動かない、道路が瓦礫で塞がれている、冠水しているような場合、果たしてベビーカーが使えるでしょうか。普段当たり前にできることが出来ない、普段何の問題もなくベビーカーを使えるシーンで、使えないと考えた方が良いでしょう。また、抱っこに比べてベビーカーは赤ちゃんが地面に近いため、道路等に積もった粉塵にさらされやすいという点からも、ベビーカーよりは抱っこで避難するのが現実的でしょう。ただし、物をベビーカーに乗せて運ぶという使い方も出来なくはないですが、災害の種類や周囲の状況を鑑みて行動するようにしたいですね。
抱っこ紐で避難
抱っこ紐を使って赤ちゃんを連れての避難ですが、調べると以下のようなポイントを押さえると安全なようです。
①首がすわっていない赤ちゃんは「前抱き」(当たり前ですよね...)、首がすわっていれば「おんぶ」→前抱きは足元が見づらく、障害物に躓いて転倒し赤ちゃんに危険が及ぶ可能性が減る。
②人が多い場所や障害物が多い場所ではバランスを崩して転倒する可能性があるので、ハザードマップ等をしっかり見て安全なルートを確認する。日頃から避難所までのルートを赤ちゃんとのお散歩で確認しておくと、より良いでしょう。
「備蓄品」
衣・食・住のうち、衣と住は家で可能とし、食料品が底をついてしまわないよう日頃から「ローリングストック」(保存できる食料品を多めに買っおいて、使って無くなったらその分だけ補充する)を行うのがいいと思います。まぁこのコロナ禍で買い物の回数を減らすためのまとめ買いが、自然とローリングストックみたいになっている、というご家庭も多いのではないでしょうか。賞味期限を気にしながら、少し多めにストックしておくと良いでしょう。
【大人用備蓄品】リスト
①5日分程度の飲料水
②5日分程度の食料品(簡単に摂取できる非常食)
③トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウエットティッシュ
④マッチ等
【赤ちゃん用備蓄品】リスト
①授乳・ミルク用品5日分程度
・母乳パッド
・液体ミルク
・粉ミルク(キューブタイプ)
・粉ミルク用水
・哺乳瓶消毒薬
②おむつ、おしりふき
家の停電/断水/ガス停止に備える
災害時、避難所へ行かない(または避難所へ行くほうが危険な)場合、家のライフラインが停止すると生活が出来なくなります。このような事態が起こってから慌てないために、対策をしておくと良いでしょう。
◆停電
以下のようなことが起こる可能性がありますので、その対処方法を知っておくと慌てずに済みます。
①暗くて周りが見えない→懐中電灯とランタンが一体となったものがおススメ!電池のストックも忘れずに。
②テレビを見れなくて情報が得られない→ラジオを準備(使い方をマスターしておく!)。
③携帯電話を充電できない→手回し発電機能付きラジオを準備しておくと、②にも対処可。
④冷蔵庫が使えない→冷凍スペースの物を冷蔵庫スペース上部へ移し、保冷させる。
⑤水道が止まる→電力を使って水を供給する建物は停電で水道が使えなくなることがありますので、飲料水のストックと、水洗便器にセット出来る災害用トイレ袋を用意。
⑥買い物時にレジの電子決済が出来ない→現金をいくらか用意しておく。
◆断水
以下のようなことが起こる可能性がありますので、その対処方法を知っておくと慌てずに済みます。
①飲む、調理するための水がなくなる→1人2リットル/日を5日程度備蓄
②トイレを流せない→水洗便器にセット出来る災害用トイレ袋を用意。下水管が破損していれば、たとえトイレを流せる水があっても逆流したりして不衛生な環境になる可能性があります。
③歯磨きが出来ない→口腔ケア用シートを用意。
④食器を洗えない→食器にラップを乗せ、その上に盛り付ければ皿を洗わなくていい!
◆ガス停止
以下のようなことが起こる可能性がありますので、その対処方法を知っておくと慌てずに済みます。
①お湯を沸かせない→ボディーシートで体を拭く。
②料理で加熱出来ない→ガスの火を使わずに済む食料品を用意。
注意したいのが、断水に備えて風呂に水をためるという対策法です。前述の通り、トイレ使用の際、災害で下水管が破損している場合は水洗便所を流すと大変なことになりかねません。また、小さい子供が誤って風呂に転落する危険性もあります。
正しい方法を正しい場面で実践してこそ効果がありますので、災害に対する備えを行う機会に色々と想定してみてはいかがでしょうか。
そんな我が子ですが、先日生後2か月を突破し、初の予防接種を受けてきました。予防接種のことについては、また別の機会にご紹介したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!